こんにちは!小島です。
ドライヤー選びは髪質や使用感、仕上がりに大きく影響を与えるため、自分に合った一台を見つけることが大切です。
本記事では、人気のあるドライヤーメーカー11選をご紹介し、メーカーごとの個人的な印象についても述べていきます。
さらに、僕自身のおすすめメーカーや、ドライヤーを選ぶ際のポイントなどについても紹介するので参考にしてください。
人気ドライヤーのメーカー11選の印象を述べます
人気のあるドライヤーのメーカーを11選ご紹介します。美容室オーナである僕が各メーカーの特徴や印象について、個人的な視点でお伝えしていきます。
ラディアント(Radiant)
ラディアント(Radiant)は、主に美容機器を取り扱うメーカーで、特にヘアケア機器に強みを持っています。高機能なドライヤーやアイロンを提供しており、ユーザーの髪の健康を守るための技術に注力しています。独自のイオン技術や温度調整機能を搭載した製品が多く、美容業界での信頼性も高いブランドです。デザインや使いやすさにもこだわり、家庭用からプロフェッショナル向けまで幅広いラインアップを展開しています。
Radiantのドライヤーは、正直なところ僕自身は使用経験がありません。ただし、YouTubeで同ブランドのアイロンを愛用している人は多いと感じます。そのため、アイロンの性能を気に入った方が、セットでドライヤーを購入するケースもあるのかもしれません。
製品の特徴としては、遠赤外線技術を採用し、髪の内部から効率的に乾かすとされています。ただし、これは多くのドライヤーが謳っているポイントでもあります。また、マイナスイオン機能も搭載されていますが、正直なところ、目に見えてその効果を実感するのは難しいかもしれません。
テスコム(TESCOM)
テスコムは、日本の家電メーカーで、主に美容家電を製造しています。特にドライヤーやヘアアイロンが人気で、高性能な技術とデザイン性を兼ね備えています。髪の健康を考えた製品開発に力を入れており、使いやすさや機能性を重視した商品展開を行っています。
テスコム(TESCOM)は、価格が手頃でありながら風量が強いという点で、多くの消費者に支持されています。これもまた僕自身、使用経験はありませんが、以前美容師の方に勧められたことがあります。その理由は「安価でありながら風量が強力だから」とのことでした。ちなみにテスコムには幅広い価格帯があり、最上級モデルは約8万円にもなります。
テスコムのドライヤーには、「ナノケア史上最高の潤い」や「ナノイー技術」など、水分保持に優れた機能が謳われていますが、実際に効果を実感できるかは使用者によるところもあるでしょう。また、静電気抑制機能も搭載されており、静電気の影響を抑えることができますが、これに関しては多くのドライヤーにも搭載されている機能です。
サロニア(SALONIA)
サロニア(SALONIA)は、日本の美容家電ブランドで、株式会社I-ne(アイエヌイー)が展開しています。ヘアアイロンやドライヤー、ブラシ、美顔器などを取り扱い、シンプルで使いやすい製品を提供しています。
サロニア(SALONIA)のドライヤーは、圧倒的なコストパフォーマンスの高さが特徴です。価格は1万円以内、安いモデルでは5,000円程度で購入でき、手軽に入手できることから、薬局などでも販売されていることが多いです。髪のケアに特にこだわらず、できるだけ低コストでドライヤーを選びたい方には最適な選択肢といえます。
一方で、本格的に髪の美しさを追求したい方には、より高性能なモデルを検討する傾向があります。搭載されている機能や特許技術があるとはいえ、風に含まれる成分や微細な技術の違いは、一般のユーザーには体感しづらい部分もあるかもしれません。ブランドの価値やデザイン性も価格に影響するため、シンプルな機能性を求めるか、高級感やこだわりを重視するかで選択肢が分かれるでしょう。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
アイリスオーヤマは、家庭用電化製品を中心に幅広い商品を提供する日本のメーカーです。特に家電や生活用品の分野で知られ、手ごろな価格で高品質な製品を提供しています。ドライヤーでは、軽量でコンパクトなデザインや、速乾性を追求した機能性が特徴。使い勝手が良く、コストパフォーマンスに優れた製品を提供しており、家庭用として広く支持されています。
アイリスオーヤマは家電量販店でよく見かける印象があります。そういった意味では、機能性も一定の水準を満たしているのかもしれません。しかし、美容師の視点から見ると、評価は低くなるでしょう。
実際に使ったことがなく、個人的にはわざわざ購入することはないと思います。アイリスオーヤマの「モイストイオンドライヤー」は、ナノサイズの水分子を含んだモイストイオンが髪に潤いを与えるとされていますが、現在のドライヤーはどれも同様の機能を備えているため、特別に優れているとは感じにくいかもしれません。
とはいえ、アイリスオーヤマは知名度の高いメーカーであり、一般の方にとっては安心感があるかと思います。特に、コストパフォーマンスの良いメーカーというイメージもあります。一般の方には魅力的な選択肢かもしれませんが、美容師の視点ではあまり注目されにくい製品なのかもしれません。
シャープ(SHARP)
SHARPのドライヤーは、独自のプラズマクラスター技術を搭載し、髪の静電気を抑え、潤いを与える特徴があります。また、速乾性に優れた風量調整機能や、温度センサーによる自動調整機能も備えています。軽量設計で使いやすく、デザイン性にも優れ、家庭用からプロフェッショナル向けまで幅広いラインアップがあります。
シャープもアイリスオーヤマと同様に、家電量販店でよく見かけるメーカーです。実際に使った事が無いので評価はできません。機能面では、シャープならではの「プラズマクラスターイオン」を搭載しており、髪と地肌のケアを両立できる点が特徴のようです。
また、ノズルの設計が優れており、ムラなく均一に乾かせるのも魅力なようです。
ヤーマン(YA-MAN)
ヤーマン(YA-MAN)のドライヤーは、美容・ヘアケアに特化した高機能モデルが多く、美容家電としての位置づけが強いのが特徴です。独自の技術を活かし、遠赤外線や低温速乾機能を採用することで、髪へのダメージを抑えながらしっかり乾かせる設計がされています。また、プロ仕様のハイエンドモデルも展開しており、美容意識の高いユーザーに支持されています。デザイン性もスタイリッシュで、サロン級の仕上がりを求める人に人気があります。
YA-MAN(ヤーマン)は、家電量販店でも販売されていますが、一般の方だけでなく美容師向けにも展開している点が特徴です。認知度がありながら、機能面にもこだわりを感じるブランドです。
実際に当サロンでもYA-MANのドライヤーを使用しています。このドライヤーは先端のアタッチメントが取り外し可能で、手技では難しい頭皮やフェイスのマッサージができる優れものです。多くの方が高価な美顔器を購入しても、数週間や数ヶ月後には使わなくなることがありますが、このドライヤーなら髪を乾かした後にアタッチメントを装着するだけで自動的にモードが切り替わり、頭皮マッサージや美顔器としても使える“一石三鳥”のアイテムです。
ただし、風量はやや控えめで、ロングヘアや髪の量が多い方には物足りなく感じるかもしれません。そのため、サロンではYA-MANのもう一つの高出力モデルも併用しています。一方で、ショートヘアの方にはこのドライヤーがおすすめです。髪がふんわり仕上がり、サラサラになるだけでなく、ボリュームアップ効果も期待できます。分け目や髪の立ち上がりが気になる方には特におすすめです。
自宅でも使いやすく、非常におすすめできるドライヤーです。
KINUJO(キヌージョ)
KINUJO(キヌージョ)のドライヤーは、超遠赤外線技術を用いた大風量で、髪を内部から温めて速乾を実現します。軽量(363g)でコンパクトなデザインが特徴で、長い髪でも短時間で乾かせます。さらに、髪のツヤを保ち、カラーリングの退色を抑える効果もあります。
KINUJOは実際に使用したことはありませんが、お店で体験したことがあります。確かに、髪がサラサラで滑らかになる印象を受けました。ブランド名の「KINUJO」は「絹」を意味しており、髪が絹のように美しく仕上がるというコンセプトを表しているようです。実際に使ってみても、その滑らかさは感じられました。
KINUJOの特徴としては、超軽量設計でありながら大風量を両立している点が挙げられます。風量が強いので、特にロングヘアの方には使いやすいでしょう。また、軽いため長時間持っていても負担が少ないのも魅力です。
さらに、デザイン性も高く、サロンの雰囲気によっては置いているだけでおしゃれに見えるのもポイントです。特に女性美容師の間で人気がありそうだと感じました。価格帯も極端に高価ではなかった印象があり、手に取りやすいドライヤーではないでしょうか。
リファ(ReFa)
リファ(ReFa)のドライヤーは、パワフルな風量と軽量設計が特徴です。型によっては「プロセンシング機能」により、温度を自動調節し、髪に優しい仕上がりを実現します。また、「ハイドロイオン」を発生させ、ツヤのある髪に導く効果もあります。
ReFaは現在、人気と知名度が急上昇しているブランドです。我が家でも妻がReFaのドライヤーを愛用しています。ReFaのドライヤーには2種類あり、一つはコンパクトながらも強力な風量を誇るモデル、もう一つは温風のコントロール機能がついたモデルです。一定の温度に達すると、それ以上温度が上がらないように自動調節してくれるため、髪へのダメージを抑えながら乾かせるのが特徴です。
ReFaの製品は百貨店や美容室でもよく見かけます。デザインが洗練されており、価格も比較的良心的です。そのため、多くの人のニーズを満たしているブランドだと感じます。
ReFaといえば、もともとは美顔器の「コロコロローラー」で有名になりました。また、シャワーヘッドも人気があり、「ミラブルとReFa、どちらがいいか」と比較されることが多いようです。ミラブルが話題になる以前から、ReFaはマイクロバブルの研究を進めていたという話も聞いたことがあります。現在では、ドライヤーやヘアアイロンも展開し、視覚的に効果が分かりやすい機能を搭載していることも人気の理由でしょう。洗面台に置いておくだけでもおしゃれなので、特に女性からの支持が高いのも納得です。
先述の通り大きな特徴は、温度を自動調節してくれる点です。ただ、個人的な意見としては、美容師である僕にはあまり必要のない機能と言えます。美容師は長年の経験で熱さに慣れており、温度を調節されるよりも、一定の温度と大風量で一気に乾かせる方がありがたいと感じます。
一方で、一般の方にとっては便利な機能でしょう。例えば、テレビを見ながら乾かしているときに手が止まり、同じ部分に熱がこもることで髪にダメージが蓄積するのを防いでくれます。そのような配慮がある点は、家庭用ドライヤーとして優れていると言えるでしょう。
パナソニック(Panasonic)
パナソニックのドライヤーは、独自の「ナノイー」技術を採用し、髪の内部に水分を浸透させることで、うるおいを与えます。これにより、髪のうねりを抑え、つややかな仕上がりを実現。さらに、地肌の乾燥を防ぎ、カラーリングした髪の色持ちやUVダメージの軽減にも効果があります。
パナソニックのドライヤーは、個人的にはあまり使用経験がありませんが、非常に知名度が高く、多くの人に信頼されているメーカーです。実際に、お客様の中にもパナソニックを使っている方が多く、「特に不便なく使えている」といった声をよく耳にします。
他のドライヤーブランドと比較しても、パナソニックを選んでいる方はかなり多い印象があります。我が家の家電もパナソニック製が多いため、「やはり良い製品なんだな」と思うこともあります。
機能面では、高浸透ナノイーとミネラルマイナスイオンを搭載しており、髪に潤いを与える効果が期待できます。また、デザインのバリエーションも豊富で、他の家電と統一しやすいのも魅力の一つでしょう。洗濯機など、パナソニック製品で家電を揃えている方も多く、統一感を重視する人には特におすすめのブランドです。
レプロナイザー(Repronizer)
レプロナイザー(Repronizer)は、リュミエリーナ社が開発したドライヤーで、独自のバイオプログラミング技術を搭載しています。主な特徴は、約98℃の温風を使用し、髪のダメージを軽減しながら乾燥させることです。また、軽量で扱いやすく、髪にハリやコシを与える効果が期待できます。
レプロナイザーは、とにかく髪が綺麗になるドライヤーです。特別な操作は不要で、ボタンを押して風を当てるだけで髪にツヤとまとまりが生まれます。本当に仕上がりが違い、特にボブやミディアム以上の長さの方は、その効果を実感しやすいでしょう。
風量もしっかりあり、ドライするだけでツヤツヤ・サラサラに。昔のようにドライヤーとブラシを使ってブローする人は少なくなりましたが、レプロナイザーなら風を上から当てるだけで髪がまとまり、サロン帰りのような質感になります。
モデルの進化も注目ポイントです。4D Plusから7D Plus、そして最新の107D Plus(白いモデル)へと進化し、より高性能になっています。口コミでも「高価格に見合った圧倒的な仕上がり」と評価されています。
ただし、価格が非常に高い点がネックです。美容室でも導入したいと考えているお店は多いものの、コストの問題で導入を躊躇するケースもあるようです。それでも、髪を美しく保ちたい方には非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
ダイソン(Dyson)
ダイソンのドライヤーは、高速乾燥技術を採用し、短時間で髪を乾かすことができます。ヒートコントロール機能により、髪への熱ダメージを軽減し、ノイズリダクション設計で静音性も向上しています。また、マイナスイオンを放出し、髪の質感を向上させる効果も期待できます。
ダイソンの製品は、見た目はスタイリッシュでかっこいいですが、機能面では「う~ん…?」と疑問を感じることが多いです。実際にドライヤーを使ってみても、正直「悪くはないけれど、特別な良さも感じない」という印象です。
ディティールのクールさと、機能面では風量がかなり強く速乾性がありますが、それ以外の魅力はあまりないかなとおもいます。
ダイソンのデザインやブランドが好きな人にとっては、統一感を持たせるために揃えたいというニーズがあるでしょう。実際、ダイソンのコードレスアイロンが発売されたときは「これは便利そう」と思いましたし、ドライヤーも速乾性を求める人には合っているかもしれません。
おすすめなドライヤーのメーカー2選
- レプロナイザー
- ヤーマン
一番良いと思うドライヤーのメーカーはレプロナイザーです。
実際にはまだ使用できていませんが、それでも使いたいと思えるほど機能性が優れています。価格は高いものの、その分、仕上がりの美しさは別格で、美容業界でも非常に高い評価を得ています。髪のツヤやまとまりが格段に良くなるため、多くの美容師が「使いたい!」と感じるドライヤーです。
2番目はYA-MAN(ヤーマン)です。
コストパフォーマンスを考慮すると、YA-MANは非常に優れた選択肢です。価格は高すぎず安すぎず、機能面でも十分な性能を持っています。特に、ヘッドスパのマッサージ機能が選べる点が魅力です。実際に当サロンでも使用しており、お客様からも「分け目が目立ちにくくなる」「ボリュームがしっかり出る」といった良い反応を多く聞いています。そうした実際の使用感を踏まえても、機能性と価格のバランスが取れたドライヤーとしておすすめに選定しました。
個人的に低評価なドライヤーのメーカー
個人的に一番低評価なのはサロニア(SALONIA)ですね。もちろん、価格が安いものには安い理由があり、高いものにはそれなりの理由があります。僕は、あまりにも安すぎるものには信頼を置いていません。
サロニアは、特に若い世代には人気があるようですが、髪が元々綺麗な人や、お金をかけられない若者には手軽な選択肢として良いかもしれません。ただし、全体的に見て、品質に関しては少し物足りなさを感じる部分があります。
40歳以上におすすめできるドライヤー
40歳以上の方におすすめするドライヤーについて、まずどの世代にも適しているのはレプロナイザーです。しかし、若い人で髪が元々綺麗な方には、どんなドライヤーを使ってもあまり違いを感じにくいことがあります。若い方には、髪をしっかり乾かせるのであれば、どんなドライヤーでも十分かもしれません。
年齢を重ねると髪のボリュームや静電気の問題が気になることが多いかと思います。髪のボリュームを出しふんわりさせると静電気が起こりやすくなります。また、特に冬は、マフラーやファー付き帽子、ニットなどで静電気が発生しやすいので、静電気除去機能が優秀なヤーマンのドライヤーがおすすめです。
他にも頭皮のケアを気にされている方は、頭皮ケアが可能なヤーマンが最適だと感じています。
失敗しないドライヤーを買うときのポイント
お家で使う機器を選ぶ際、ネットの情報だけで購入するのはおすすめしません。ネットで購入する前に、知識がある人にアドバイスを求めることをおすすめします。
- 専門店のスタッフや販売員
- 美容師
- メーカーやブランドのサポートセンター
これらの人々に相談することで、製品選びにおいて失敗を防ぎ、最適な商品を見つける手助けになるでしょう。
高価な商品を持っていても、使い方を間違えてしまう人が多く、せっかくの機能を活かせていないことがあります。専売品を扱う専門店では、その商品の正しい使い方や、個々のニーズに合った使い方を提案してくれることが多いです。ホームページだけでは分からないアドバイスがもらえることもあります。
是非参考にされてください。
さいごに一言
髪のケアを意識するならドライヤー選びは本当に重要です。
髪質や仕上がりに大きな影響を与えるからこそ、自分に合った製品を選ぶのが大切です。
ドライヤー選びで迷われてる方がいましたら、お気軽にご相談くださいね!