こんにちは!小島です。
最近、SNSやネットで「美容師による個人情報の悪用」や「フリーランスの美容師とお客様とのトラブル」が話題になっています。トラブル事例を紹介するとともに、事前に出来る対策や、個人的な見解について記述していきます。
また、ステラヴィータはプライベートサロンです。お客様が安心できるように意識している点についても触れていきます。
美容師がホットペッパーの個人情報を悪用してナンパするケースについて
美容室に関するネガティブな話題です。最近、X(旧:Twitter)やネットで見かけるのは「美容師さんがホットペッパーの個人情報を悪用しナンパ目的で連絡する」といったケースです。「今度ご飯行きましょう」といったようにナンパする事例が多発しているようです。
小島さんの周りではそういったことを聞いたことがありますか?
このような事例は初めて知りました。
どの業界でもそうだと思いますが、美容師さんにとって個人情報は非常に重要です。お客様の来店時に、電話番号や住所、年齢、誕生日などを記入してもらいカルテを作成することがあります。これには理由があります。
例えば、お客様に何かあった場合や事故が起きた時などに、本人や親族の方に連絡を取るためです。また、忘れ物があった場合などに住所がわかれば、対応が可能となります。
個人情報を悪用してナンパなどに使うという考えは、僕には全く理解できません。このような使い方や考えに至ることはあり得ないです。
当サロンでは個人情報は大切に扱っています
美容師の立場からすると、お客様から少しでも個人情報をお預かりできると、より良いサービスをご提供することが出来ます。
特にヘッドスパの施術では、皮膚や体、髪に触れることで改善や変化を成し遂げることも目的としています。そのため、アフターフォローで当日には実感しえなかった感想などをお聞きしたりして次回の施術に繋げたりします。
また、施術にご満足いただけなかった場合や、何かトラブルが発生した際にも迅速に対応したいと考えています。そのほか、忘れ物や伝え忘れた大切な情報があった際にも、退店後にご連絡を差し上げることでスムーズに解決できます。
お客様の個人情報の取り扱いについては、慎重に対応させていただきます。悪用される可能性を心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は一切そのような行為を行いません。お客様と真剣に向き合い、信頼関係を築くためにも、安心してご提供いただきたいと考えています。
フリーランスの美容師と客が揉めたケースについて
ほかにもX(旧:Twitter)で美容室関係のネタが話題になっていました。
今日は初めて美容室で縮毛矯正を受けました。以前から縮毛矯正にはお金をかけてきたのですが、カウンセリングで今までの施術に納得できない点を話したところ、「もっと高いところに行った方がいいですよ」と言われ、馬鹿にされた気分になりました。施術中も私に非があるような話をされて、腹立たしい思いをしましたが、完全個室で怖くて言い返せずにいました。
その後、前髪を切ってほしいとお願いした際には、「毛流れ的にできないのでやめた方がいいですよね」と言われ、「美容師さんが言わないだけですよ」と苦笑いされました。挙句の果てには、私が怖くて言い返せなかったことに対して「無視するとか人としてやばいですね」とまで言われ、最後には怒られてしまいました。
「お金はいらない」と言われ、店を出ようとしたときには後ろからついてきて「こいつやばっ!」と言われました。悔しくて泣きながら帰りましたが、キャンセル扱いになってしまったため、口コミも書けず、フリーランスの間借りのような施設で電話もなく、やり直しができずに技術的にも人的にもダメージを受けたことが怖いです。
でも、悔しさが残ります。どうしたらいいでしょうか?
美容師としても人としても許せない出来事ですね!
この人はフリーランスの美容師だったそうですが、「フリーランスの美容師」っていうのはどういう感じの人なんすか?
「フリーランスの美容師」とは個人事業主さんみたいな感じです。会社に勤めるのではなく、店舗の一角を借りて働くスタイルです。
そのため、一緒に働いている人たちは他人であり、自分のお店を経営しているような感覚になります。管理業務も自分で行わなければならず、スタイリストごとに料金が異なったり、使用する商材も違ったりします。一部の店舗では商材やルールが統一されていることもありますが、基本的には自由な働き方が特徴です。
よって、このような環境下では、個人情報の管理を会社単位で行っていない事があるため、情報の流出や悪用といったリスクもあります。
とはいえ、フリーランスの美容師さんの大多数は責任を持って働いていると思うので、このような悪事を働く人は稀だと思います。
美容師・美容室とのトラブルを避ける為に行うべき事
最近、特にフリーランスの美容師がどんな意識で働いているのかは、分かりにくくなっているため、自分が担当してもらう美容師がどのような働き方をしているのかを事前に調べることが大切だと思います。
何も問題がなければラッキーですが、何かあってからでは遅いですからね。
動画やインスタグラムを見ていると、その美容師の喋り方や雰囲気から「この人は真面目にやってくれるな」とか「雰囲気だけの人だな」といったことが少しずつ分かると思います。
因みに被害者の女性は安めのサロンを探されていたようです。
商品やサービスに関しては「”安い”には理由がある」と考える方が良いと思います。
自分の悩みや希望の大きさによって、美容師も真剣に向き合うほど料金が高くなる傾向があります。それに伴い、美容師もその金額に見合った真剣さで対応してくれるはずです。
これはどの業界でも同じことが言えると思います。安い商品を提供する際は、どうしても気が楽になってしまうし、安いホテルに泊まったときの接客と高級ホテルの接客は全く異なりますよね。
美容師も同様で、料金を見れば「この美容師は料金相応のサービス提供や、施術に時間をかけてくれるんだな」と感じ取ることが出来ます。
一方で割引がある場合、個人的には「安さを売りにしている」と安さを売りにしている店舗では、それなりの理由があると思います。例えば、カラー剤や使用する薬剤も安価だと思います。
何度も言いますが、トラブルを避ける為の対策はコレです。事前にホームページなどを確認し「どのようなお店なのか、どのような美容師なのか」を把握してから来店するようにしましょう。
先述で、美容師とのトラブル事例を紹介してきましたが、ここからは当サロンのステラヴィータについて、お話ししていきたいと思います。
完全個室のステラヴィータを運営する上で気を付けている事
ステラヴィータは完全個室の美容室なので、小島さんと一対一になります。何か気をつけてることはありますか?
初めてのプライベートサロンだと抵抗感や緊張感がある方もいそうですが…
あります!
「美容師が男の完全個室のプライベートサロンは女性が行きにくいのではないか?」と言われることが多かったです。最初は気軽に「完全プライベートでお客様をお迎えします」と言っていたのですが、実際に女性のお客様が来るときの緊張感とのギャップに気づいたのは、オープンしてからでした。
新規のお客様、特に女性のお客様の場合はかなり緊張していると思うので、リラックスしてもらうために、喋り方や雰囲気にかなり気を配っています。ただ、僕自身があまり硬くなりすぎると、逆に緊張を強めてしまうこともあるので硬すぎず緩すぎずを意識しています。せっかくリラックスしに来てくださったのに、初回の来店が緊張のままで終わってしまうのは非常にもったいないことだと考えています。
そのため、お客様との会話を大切にし、共感を持ってリラックスしていただけるよう努めています。具体的には、リラックスの方法や当サロンのスタイルについてお話しし、お客様が共感しやすいテーマを会話するようにしています。
「ヘッドスパ好きのためのプライベートサロン」と名付けた理由
僕のサロンは「ヘッドスパ好きのためのプライベートサロン」と名付けています。
そのため、ヘッドスパが嫌いなお客様はそもそも来店されません。興味がない方は来ないので、自然とヘッドスパに興味を持っているお客様ばかりが集まります。
お客様同士で「ここではどんなヘッドスパをしてくれるのか」といった会話が生まれることも多く、そういった共通の興味が緊張を和らげているのではないかと感じています。
緊張をほぐすために、普段からフランクに接しているので、楽しんでもらえることが多いです。会話を重要視している甲斐があって、ヘッドスパを受けずに僕と話をしに来てくださるお客様もいます。そういった方々には本当に感謝しています。
さいごに一言
当サロンではご提供いただく情報は、電話番号だけでも構いませんし、LINEやInstagramのアカウントなど、何か一つでも連絡手段があれば十分です。
また、お客様からご連絡をいただく形でももちろん問題はありません。ただ、できればこちらから自発的にフォローができるようにしたいという思いがあります。
お客様と真摯に向き合うことが、美容師としての責任だと思っています!